太陽光発電はやめたほうがいい?理由・将来性をシミュレーションをもとに解説

太陽光発電 やめたほうがいい

「太陽光発電は実際やめるべき?」
「損する人が多いの?どういう人だと損するの?」

太陽光発電は、電気代の節約になったり、災害時の備えとなったりすることから多くの人に注目されています。

しかし、「やめたほうがいい」と言われてしまうと、高い買い物でもあり不安にもなるでしょう。

太陽光発電はやめたほうがいいという意見があるのは事実ですが、実際には多くの人にとってはメリットが大きいのです。

そこでこの記事では、太陽光発電はやめたほうがいいと言われている理由をわかりやすく解説します。

また、太陽光発電のシミュレーションや向いている人・向いていない人の違い、損しないための対策も説明しますので、購入するときの参考にしてください。

目次

「太陽光発電はやめたほうがいい」と言われている5つの理由

「太陽光発電はやめたほうがいい」といった意見も世の中にはあります。

太陽光発電には以下のような特徴があります。

メリット デメリット
  • 電気代の節約になる
  • 売電できる
  • 環境にやさしい
  • 初期費用が高い
  • 投資が回収できる保証がない
  • 追加費用がかかることがある

ここでは、実際ホントに太陽光発電はオススメできるのか、やめたほうがいいと言われるのはなぜなのか説明します。

「太陽光発電はやめたほうがいい」と言われる理由は以下の5つです。

  • 売電価格が下がっている
  • シミュレーション通りにいかない
  • 近隣トラブルの可能性がある
  • 一部に悪質な販売店・施工店がある
  • 発電した電力は稼働時しか使えない

一つひとつ確認していきましょう。

理由1:売電価格が下がっている

売電の取引価格が年々下がっていることから、投資目的で太陽光発電を導入するのはやめたほうがいいと言われています。

例えば、2024年度の売電価格は、2012年度の約40%です。

売電価格が下がると、太陽光発電の設置費用を回収するのに時間がかかりますし、利益も出にくくなります。

電気料金の改定により「自家消費」がお得に

大手電力7社からの料金改定申請が行われ、家庭の電気料金は2023年6月分から14%から42%の幅で高くなりました。

電気代の値上がり幅を小さくするための緩和措置も2024年5月で終了し、電気代の負担が大きくなることが想定されます。

電気代が高くなると、売電よりも自家消費の割合を増やすほうがおトクになります。

自家消費にすると、それだけ電力会社から買う電気代を節約できるでしょう。

こうしたことから、売電の利益を考えた投資目的で設置するのはやめたほうがいいと言われています。

理由2:シミュレーション通りにいかない

太陽光発電を設置する際のシミュレーションでは、パネルの向きや角度、日影や日照量などを考慮して、発電量や収益を予測します。

しかし、天候や気温などの影響を受けるため、シミュレーション通りにいかないこともあります

また、販売店によってシミュレーションの方法や精度が異なり、誇大広告や虚偽表示をする悪質な業者も存在します。

そのため、シミュレーション通りに発電量や収益が得られると信じてはいけないと言われています。

理由3:近隣トラブルの可能性がある

近隣住民とトラブルになることがあるからやめたほうがいいと言われることもあります。

反射光や音、電磁波によって周囲に影響を与えることがあるためです。

また、発電で使うパワーコンディショナーの音がうるさい、設備からの電磁波の影響でテレビが映らなくなったということもあります。

理由4:一部に悪質な販売店・施工店がある

悪質な販売店や施工店が存在することからやめたほうがいいと言われることがあります。

太陽光発電が思うように発電せず、むしろ初期費用や修理費用で赤字になることがあります。

たとえば、以下のようなトラブルがあります。

  • シミュレーションよりも実際の発電量が大幅に少ない
  • 施工技術が低くて屋根の破損を起こす
  • アフターサポートがない

どれだけ安く設置できても、高額な修理費用がかかれば意味がありません。

販売店や施工店と契約する際には、十分に充実したアフターサポートがあるか確認しておきましょう。

理由5:発電した電力は稼働時しか使えない

当たり前のことではありますが、太陽光を受けることができないため夜間の電力供給はできません

また、太陽光発電稼働中のみの電力利用になるため、昼間に家にいることが少なく電気を使わない場合は、電気代の節約効果も小さくなってしまいます。

そのため、太陽光について否定的な方もいるようです。

蓄電池の併用で夜間の電力供給も可能

蓄電池は、電気を蓄えられる機能をもった充電装置です。

蓄電池に電力を貯めておくことで、夜間の電力供給も可能になります。また、貯めた電力は停電時にも使用することができます。

蓄電池と併用しない場合、太陽光発電の稼働中に発電した電力を使い、残った電力は売ることになります。

太陽光パネルを設置するだけでは、夜間の電力はまかなえず、また停電時に備えることもできません

太陽光発電が向いている人・向いていない人

「やめたほうがいい」と言われている理由を踏まえた上で、ここからは、実際に「太陽光発電が向いている人」と「向いていない人」の特徴を解説します。

向いている人

太陽光発電の設置に向いているのは、下記に当てはまる人です。

  • 停電や災害に備えたい人
  • 日照時間が長い地域に住んでいる人
  • 電気代を安くしたい人
  • 屋根面積が広い人

太陽光発電は、自分で作った電気を家庭で使うことで電力会社からの購入を減らせるだけでなく、余った電気は売ることもできます。また、停電時でも、昼間であれば必要な電力を発電によってまかなえます。

日照時間が長い地域では、一年中安定した発電量が期待でき、屋根面積が広い人はパネルを多く設置できるため、太陽光発電に適しています。

このように、電気代を安くしたり、停電に備えたりするためには、太陽光発電がおすすめです。

向いていない人

一方で、太陽光発電の設置に向いていないのは、下記に当てはまる人です。

  • 日照時間が短い地域に住んでいる人
  • 屋根が小さいもしくは複雑な形をしている人
  • 家の周りに障害物がある人
  • 投資目的で利益を出したい人

日照時間が短い地域では、発電量が不安定になります。また、冬場は積雪や凍結でパネルの効率が低下したり破損したりする可能性があります。

屋根が小さい場合はパネルの数が少なくなりますし、複雑な形をした屋根の場合は配置や配線が難しく初期費用が高くなる可能性があります。

また、家の周りに障害物がある場合は充分な日射量を期待できない場合があります。

売電価格が下がっているため、投資目的で太陽光発電を設置しても赤字になることも多いでしょう。

これらの理由から、日照時間が短い地域に住んでいる人や、屋根の形状や面積が複雑な人、投資目的の人には、太陽光発電は向いていません。

日照時間や屋根の条件について詳しく知りたい方は、無料相談をご利用ください。

無料相談はこちら

太陽光発電システムを設置した場合のシミュレーションは?

太陽光発電は初期費用が高いだけに、費用を回収できるのか心配な方も多いでしょう。

そこで、売電をメインにした場合と自家消費をメインにした場合で実際にシミュレーションしてみましょう。

計算に必要となるのは、下記にある3つの数値です。

  • 設置費用
  • 売電収入
  • 削減できる電気代

売電をメインにすると損をする

今回の計算では、一般的な設置ケースである「5kWの太陽光発電・売電は70%・自家消費は30%」としてみます。

太陽光発電の設置費用:約130万円

まず、太陽光発電を設置する際にかかる費用を計算します。

太陽光発電の価格・費用相場は1kWhに対して28.8万円で、一般的な家庭用の5kWで設置すると、28.8×5の144万円が必要です。

これが太陽光発電の設置にかかる初期費用となります。

10年間に得られる売電収入:約56万円

次に、太陽光発電で得られる売電収入を計算しましょう。

売電価格は2024年度は16円で、5kWの太陽光発電は年間で約5,000kWhの発電量があります。

そして、太陽光発電で作った電力のうち、一般的に家庭消費は30%、売電は70%と言われているため、下記の計算となります。

  • 自家消費:5,000kWh×30%で1,500kWh
  • 売電:5,000kWh×70%で3,500kWh

売電価格は16円でしたので、1年間で得られる売電収入は、3,500kWh×16円で56,000円です。

10年間にすると、560,000円となります。

10年間で削減できる電気代:約53万円

さらに、太陽光発電で削減できる電気代を計算します。ここでは、東京電力のスマートライフSというプランを例にします。

このプランでは、昼間(午前6時〜翌午前1時)の電気代は35.76円です。

自家消費は1,500kWhなので、1年間で削減できる電気代は、下記の計算となります。

  • 1,500kWh×35.76円で53,640円

10年間にすると、536,400円になります

売電をメインにすると10年で初期費用を回収できない

それでは、太陽光発電の設置費用と10年間の売電収入と削減できる電気代を計算してみましょう。

  • 1,440,000円ー560,000円ー536,400円=343,600円

10年間で34万円以上も損をしてしまう計算になってしまいました。

つまり、売電に70%まで寄せてしまうと初期費用を10年間では回収できないのです。

そのため、基本的には売電より自家消費に重点をおくことがおすすめです。

自家消費をメインにするとお得になる

では、逆に自家消費を70%にして売電を30%にした場合はどうなるのでしょうか?

  • 売電利益:1,500kWh×16円=24,000円
  • 削減できる電気代:3,500kWh×35.76円=125,160円

どちらも10年間にすると、売電利益は240,000円削減できる電気代は1,251,600円となります。

これらを合わせて初期費用から引くと、下記のように10年間で約5万円の利益がでました。

  • 1,440,000円ー240,000円ー1,251,600円=-51,600円

このようにして、設置にかかる初期費用や売電収入などを計算することで、太陽光発電を導入すると本当に損をしてしまうかを見極められます。

基本的には、初期費用と得られる利益、削減効果を計算して、8年ほどで回収できるように計画すると損をしなくて済みます。

具体的な計画を知りたい方は、無料シミュレーションをお気軽にご利用ください。

無料シミュレーションはこちら

太陽光発電の設置で後悔しないために!4つの対策

太陽光発電を設置する際に後悔しないためには、下記の4点に注意が必要です。

  • 前提知識をもつ
  • 価格だけで選ばない
  • 自家消費を考える
  • 蓄電池と併用する

知識をもたずに安い販売業者で購入し、売電による利益ばかり考えてしまうと、思わぬトラブルや損失に遭う可能性があるからです。

ここからは、太陽光発電の設置で後悔しないために必要な4つの対策を紹介します。

対策1:前提知識をもつ

前提知識を持った上で、設置計画をたて業者を選ぶことが大切です。

まずは、太陽光発電に関する知識や設置費用の相場を知りましょう。

また、国や自治体の補助金について調べておくことで費用を抑えることができるかもしれません。

これらの情報収集の際は、最新の情報に目を向けるように心がけましょう。

事前に十分な知識をもつことでトラブルや損失の防止に役立ちます。

対策2:価格だけで選ばない

太陽光発電を設置する際には、安いところを探すのは当然ですが、価格だけで選ぶと後悔することがあります。

安いものや低品質、低性能であったり、施工技術が劣悪で雨漏りの原因になったりすることがあるからです。

そうなると、せっかくの太陽光発電の効果を得られず、修理費用がかさんだせいで初期費用を回収できなくなるなど、台なしになってしまいます。

販売店選びが重要

では、どうやって良い販売店を選ぶのでしょうか? ここで重要なのがアフターサポートです。

たとえ設置費用が安くても、故障や屋根の破損があれば、かかる費用は異なってしまいます。

太陽光発電は長期にわたって使用するものなので、定期的な点検や清掃や迅速な修理が大切です。

太陽光発電はアフターサポートに力を入れている会社を選ぶことが失敗しない秘訣です。

対策3:自家消費を考える

太陽光発電 売電

太陽光発電の導入では、電力会社に売る「売電」より、自分で使う「自家消費」を考えましょう。

売電は収入にはなりますが、売電価格は年々下がっており、自家消費のほうがお得になるからです。

たとえば、東京電力のスマートライフSの昼間の電気代は35.76円、5kWhの太陽光発電システムで発電できる量が年5,000kWhのケースでは、10年間に「399,200円」の差がでます。

項目 売電70%・自家消費30% 売電30%・自家消費70%
初期費用 1,440,000円 1,440,000円
売電利益 560,000円 240,000円
自家消費 536,400円 1,251,600円
10年後 343,600円の損失 51,600円の利益

これは、電気代が高くなっていることで、売電よりも自家消費の方が効果が高くなるためです。

現在では、電気代の値上げが続く一方で、売電価格は低下しているため、自家消費を考えた太陽光発電の設置がオススメと言えるでしょう。

対策4:蓄電池と併用する

蓄電池と太陽光パネルを併用することで、電力を効率的に使うことができます。

蓄電池で発電した電力を貯め、貯めた電力は夜間に利用したり、停電時に備えたりすることができます。

夜間の電力も賄えることで、電気代の節約効果が高くなります。

また、昼間に家にいることが少なく、発電した電力を稼働中に利用できないという方も電力を貯めておいて必要な時に利用できます。

蓄電池との併用によって、電気代が節約でき有事にも備えることが可能になります。

記事のまとめ

太陽光発電をやめたほうがいいと言われる理由は、以下4つです。

  • 売電価格が下がっている
  • シミュレーション通りにいかない
  • 近隣トラブルの可能性がある
  • 一部に悪質な販売店・施工店がある
  • 発電した電力は稼働時しか使えない

こうした理由から、太陽光発電に向いている人は、電気代を安くしたい人や、停電時に備えたい人、日照時間が長い地域に住んでいる人、屋根面積が広い人です。

一方、日照時間が短い地域に住んでいる人や、屋根の形状や面積が複雑な人、投資目的である人には、太陽光発電の設置は向いていません。

また、太陽光発電の設置で後悔しないためには、知識をもった上で計画を立てましょう。また、価格だけで選ばず、アフターサポートに力を入れた販売店を選ぶことや自家消費、蓄電池との併用も考えましょう

NOWALLでは、太陽光発電の設置に失敗したくないと考える人に向けて、豊富な知識と経験から適切なメーカーと設置方法をご提案いたします。

少しでも不安を感じた場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら

目次