「ソーラーカーポートって何?」
「設置のメリット、デメリットは?
ソーラーカーポートは、太陽光パネルを活用したカーポートで、車を保護しながらも太陽光発電を行うことができる画期的なシステムです。
この記事では、ソーラーカーポートの特徴や設置するメリット・デメリットを詳しく解説します。
補助金や維持費用についてもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
ソーラーカーポートとは?基本情報を解説
ソーラーカーポートとは、カーポートの屋根部分に太陽光パネルを設置したもののことです。
太陽光パネルが搭載されており電力を発電できるため、電気代の節約や売電収入の獲得が期待できます。
家の屋根の構造が太陽光発電の設置に向いていない場合や、屋根だけでは発電量が足りない方にオススメです。
ソーラーカーポートには「一体型カーポート」と「搭載型カーポート」の2種類があります。それぞれの特徴を解説します。
一体型カーポート
一体型カーポートは、カーポートの屋根そのものが太陽光発電パネルとなっているタイプのソーラーカーポートです。
このタイプのカーポートは、太陽光パネルが屋根と一体化しているため、見た目がスッキリとしています。
また、一体型タイプは太陽光パネルの枚数が多く、発電容量が多いという特徴があります。
搭載型カーポート
搭載型カーポートは、既存のカーポートの屋根の上に太陽光パネルを設置するタイプのソーラーカーポートです。
このタイプのカーポートは、既存のカーポートに後付けで太陽光パネルを設置します。
ただし、既存カーポートは太陽光パネルの設置を想定していないため、強度や地域の積雪量によっては設置できません。
お使いのカーポートに設置できるのか詳しく知りたい方は無料相談をご利用ください。
ソーラーカーポートの寿命
ソーラーカーポートの寿命は、カーポート部分と太陽光発電システム部分に分けて考える必要があります。
一般的に、カーポートの寿命は15年〜20年、太陽光パネルの寿命は20〜30年と言われています。
ただし、設置される太陽光パネルの種類や品質、環境条件などによって変わります。
また、ソーラーカーポートは「露天式立体駐車場」に分類されるため、法定上の耐用年数は15年です。
ソーラーカーポートの価格相場
太陽光発電システムや標準的な工事費用を含む、一般的な価格相場は以下のとおりです。
1台用 | 約150万円~ |
2台用 | 約190万円~ |
3台用 | 約240万円~ |
4台用 | 約320万円~ |
あくまで目安であり、具体的な価格はメーカーや製品の種類、設置条件などにより変動します。
また、価格には設置工事費用が含まれている場合と含まれていない場合があるため、見積もりを取る際に注意しましょう。
- カーポートの価格相場
駐車台数 低価格クラス 台風積雪対応クラス デザイン重視クラス 1台 12~25万 30~60万 30~60万 2台 22~40万 50~90万 100~200万 3台 48~65万 85~150万 150~220万 4台 50~100万 100万~200万 200万~
- 太陽光発電の価格相場
太陽光発電の費用相場は1kWhに対して26.1万円で、一般的な家庭用の5kWで設置すると、26.1×5の130.5万円が必要
維持費用
ソーラーカーポートの導入にあたって、初期費用とは別に維持費用がかかります。
太陽光パネルの掃除など、メンテナンスを専門業者に依頼する必要があるからです。
年間のランニングコストは2〜3万円程度で、それほど高額ではないとはいえ、負担に感じる人も多いかもしれません。
しかし、これは売電収入でまかなうことも可能ですので、それほど大きな負担にはならないでしょう。
ソーラーカーポートの補助金制
ここからは、ソーラーカーポートの補助金制度について解説します。
国からの補助金はない
ソーラーカーポートについては、国から出ている個人向けの補助金はありません。
2024年現在、民間企業や法人が対象の補助金はあります(※応募受付終了)が、個人は対象となりません。
地方自治体からは補助金が出ている可能性もある
多くの場合は住宅用太陽光発電設備に関する補助金制度ですが、地方自治体によってはソーラーカーポートにも対応しています。
ただし、補助金の提供条件や金額は自治体によって異なるため注意してください。
たとえば東京都文京区であれば、要件と金額は下記のとおりです。
種類 | 住宅用太陽光発電システム(17年) |
条件 |
|
補助金額 |
次のうちいずれか低い額(上限70万円)
|
この条件に該当すれば、補助金を受け取れますが、「ソーラーカーポートの設置で受け取れる」とは明記されておりません。
そのため、お住まいの地域での補助金について知りたい方は、各自治体へ問い合わせるか無料相談をご利用ください。
補助金を利用することで、設置費用を大幅に抑えられますので、設置前に必ず確認しましょう!
ソーラーカーポートを設置する3つのメリット
ソーラーカーポートを設置するメリットは、下記のとおりです。
それでは、一つひとつ解説していきます。
メリット1.電気代を節約でき、売電収入を得られる
太陽光を利用してつくった電力を自家消費することで電気代を抑えたり、電力会社に売ることで収入を得たりすることが可能です。
また、通常カーポートは開放的な場所に設置されるため、十分な太陽光を受けることでより多くの発電量が期待できるでしょう。
メリット2.災害対策になる
ソーラーカーポートの設置は、災害時に電気を使える点も大きなメリットです。
特に、地震や台風などの自然災害が頻発する日本においては重要な要素となるでしょう。
さらに、蓄電池と併用することで、夜間や雨天時でも電力を供給することが可能になります。
メリット3.家の外観を崩さず発電できる
ソーラーカーポートのメリットは、家の外観を崩さずに発電できる点です。
太陽光パネルを住宅の屋根に設置すると、外観が大きく変わることがあります。
しかし、ソーラーカーポートは、駐車場や車庫に設置するため、家の外観を大きく変えることなく発電を行えます。
さらに、ソーラーカーポートは機能性とデザイン性を兼ね備えているため、むしろ外観を向上させる要素ともなり得ます。
注意!ソーラーカーポートを設置する3つのデメリット
ソーラーカーポートの設置には以下のようなデメリットもあります。
それでは、一つひとつ解説していきます。
デメリット1.充分な発電量を得られない可能性がある
ソーラーカーポートのデメリットは、設置場所や向きによっては十分な発電量が得られないことがある点です。
また、建物や木々などによる影が太陽光パネルに落ちると、その部分の発電効率が低下します。
それらの影響で、十分な電力が得られず費用を回収できないなんてことも考えられます。
そのため、ソーラーカーポートの設置を検討する際には、事前に十分な調査と計画が必要です。
デメリット2.固定資産税がかかる可能性がある
ソーラーカーポートを設置すると、固定資産税がかかる可能性があります。
固定資産税の課税条件
以下の3要件を満たした建物には、固定資産税がかかります。
- 外気分断性がある:屋根があり、壁が3面以上ある
- 定着性がある:基礎などで建物が地面に固定されている
- 用途性がある:居住や作業などの目的で建物利用ができる
ソーラーカーポートは、2と3の要件を満たし屋根があるため、壁を2面以下にすることで、固定資産税の対象外とすることができる可能性が高いです。
10kW以上の太陽光発電システムでは、必ず固定資産税がかかる
出力10kW以上の太陽光発電設備の場合、設置要件に関わらず固定資産税がかかります。
固定資産税の課税対象か事前に確認しよう!
ソーラーカーポートの他の条件によっても、課税されるか異なるので設置前に確認しましょう。
課税対象になってしまった場合でも、太陽光発電の固定資産税には減税措置が適用されます!
固定資産税の課税対象条件について詳しく知りたい方は、各地方自治体に確認するか、無料相談をご利用ください。
デメリット3.申請が手間
ソーラーカーポートの設置には、さまざまな申請や手続きが必要となります。
具体的には、建築確認申請や電気工事の許可申請などです。
ソーラーカーポートは、太陽光パネルの下に駐車場用途があり危険度が高いため、特殊建築物に該当し、厳しい規制がかかります。
これらの申請手続きは、設置業者が代行することが多いですが、書類の準備や手続きには一定の時間と手間がかかります。
費用は回収できない?実際のシミュレーションは?
「ソーラーカーポートの設置は元を取れるの?」
「損する?」
そんな疑問に答えるべく、ここではソーラーカーポートの導入から利用後をシミュレーションしてみましょう。
現時点で、ソーラーカーポートの導入では経済的メリットは少ない傾向にあります。
支出 | 初期費用 | 200万円 |
維持費用 | 50万円 | |
収入 | 電気代の節約 | 250万円 |
売電による収入 | 50万円 | |
20年間で、50万円の利益 |
大きな経済的メリットを期待できるわけではありませんが、ソーラーカーポートの設置で電気代高騰や災害に備えられます!
ソーラーカーポート利用による支出:250万円
ここでは、一般的な大きさである5kWの太陽光パネルを設置、20年間の使用した場合の支出は250万円です。
初期費用:200万円
5kWのパネルの設置には、2台用のソーラーカーポートを導入する必要があり、その価格はおよそ200万円です。
太陽光発電システムや標準的な工事費用を含む、一般的な価格相場は以下を参考にしてください。
1台用 | 約150万円~ |
2台用 | 約190万円~ |
3台用 | 約240万円~ |
4台用 | 約320万円~ |
維持費用:50万円
太陽光パネルの掃除など、ソーラーカーポートの利用には維持費用がかかります。
年間のランニングコストは2〜3万円程度のため、20年間で約50万円の維持費用がかかります。
ソーラーカーポート利用による収入:300万円
売電価格が低下し、電気代が高騰している現在、自家消費をメインとすることがオススメされています。
発電量の70%を自家消費、30%を売電した場合を想定した場合の収入は300万円です。
15年で節約できる電気代:250万円
年間125,860円の電気代を節約できるため、20年間で約250万円の電気代を節約できます。
5kWの太陽光発電システムの年間発電量は約5,000kWh
- 自家消費で利用する年間電力量:5,000kWh×0.7=3,500kWh
- 年間で削減できる電気代:3,500kWh×35.76円=125,160円
(東京電力のスマートライフSを参照:昼間(午前6時〜翌午前1時)の電気代は35.76円/kWh)
15年間で得られる売電収入:50万円
発電量の30%を売るため、売電する電力量は1,500kWhです。
2024年度の売電価格は16円のため、年間で得られる売電収入は24,000円となります。
つまり、20年間で得られる売電収入は約50万円となります。
ソーラーカーポートの導入は将来のために
シミュレーションは、パネルの大きさ・地域の気候・住宅の環境などにより異なるので注意してください。
大きな経済効果が期待できるわけではありませんが、将来の電気代高騰、災害・停電に備えるためにソーラーカーポートを導入することをオススメします!
次の章で、ソーラーカーポートの設置に向いている人・向いていない人の条件を説明するので、そちらも参考にしてください。
「自分の場合は?」など、詳しいシミュレーションを知りたい方は、無料シミュレーションをご利用ください。
ソーラーカーポートが向いている人・向いていない人
ソーラーカーポートの設置が向いている人・向いていない人の特徴は、下記のとおりです。
向いている人 | 向いていない人 |
車庫の日当たりが良い | 日当たりが悪い場所に住んでいる |
すでに屋根に太陽光パネルを設置している | 駐車スペースが狭い |
住宅の屋根に太陽光パネルを設置できない | 長期間同じ場所に住む予定がない |
それでは、一つひとつ解説していきます。
向いている人
車庫の日当たりが良い
ソーラーカーポートの設置が向いている人は、車庫の日当たりが良い家に住んでいる人です。
発電量は、太陽光パネルが受ける日光の量に大きく依存するため、日当たりの良い場所に設置することで、より多く発電する条件を満たせます。
すでに屋根に太陽光パネルを設置している
すでに屋根に太陽光パネルを設置している家庭にとっても、ソーラーカーポートの設置は有効な選択肢です。
ソーラーカーポートで太陽光パネルの数を増やせば、さらに発電量を増やすことができるからです。
また、ソーラーカーポートは向きや角度を調整しやすいため、発電効率を上げられる可能性もあります。
住宅の屋根に太陽光パネルを設置できない
屋根の形状などにより住宅に太陽光パネルを設置できないという方にも、ソーラーカーポートの設置をオススメします。
屋根の取り替えはむずかしいですが、ソーラーカーポートの設置は比較的カンタンに行うことができます。
既存のカーポートへのパネルの設置は、素材や地域によってむずかしい場合もあるので事前に確認しましょう。
向いていない人
日当たりが悪い場所に住んでいる
周囲の環境などにより、住宅やカーポートの日当たりが悪い場合、ソーラーカーポートの設置はオススメしません。
日当たりが悪いと充分な発電量が得られず、費用が回収できない可能性もあります。
駐車スペースが狭い
駐車スペースが狭い場合、ソーラーカーポートを設置するスペースが不足している可能性があるため、オススメできません。
一般的に4人家族の電力を賄えるとされる大きさのパネル(4〜5kW)の設置には、少なくとも2台分カーポートのスペースが必要です。
長期間同じ場所に住む予定がない
同じ場所に長期間住まない可能性が高い方も、ソーラーカーポートの設置には向いていません。
ソーラーカーポートの設置費用は、売電収入によって長期間にわたって回収されます。
そのため、長期間同じ場所に住む予定がない人にとっては、ソーラーカーポートの設置は経済的でないかもしれません。
ソーラーカーポートのおすすめメーカー3選
ここからは、ソーラーカーポートのおすすめメーカーを3つ紹介します。
ネクストエナジー|デュライト
ネクストエナジーのソーラーカーポート「デュライト」は、特徴的な設計と高品質な構造により、家庭用ソーラーカーポートとして高い評価を得ています。
屋根の表と裏で発電ができるため、より高い発電効率を得たい方にオススメです。
メーカー | ネクストエナジー |
材料 | アルミニウム合金 |
耐風圧性能 | 設計基準風速38m/s以下 |
耐積雪性能 | 最大積雪60cm以下あるいは最大積雪99cm以下 |
特徴 |
|
保証期間 | 出力保証:30年 システム機器保証:15年 カーポート:5年 |
参考 | ネクストエナジー:Dulight(デュライト)住宅用 |
パワービクトリー・ジャパン|GET Supremeシリーズ
パワービクトリー・ジャパンの「GET SupremeⅡ」は、DMM製のソーラーカーポートです。
自然災害補償がついているため、自然災害の多い地域にお住まいの方にオススメです。
メーカー | DMMエナジー |
材料 | アルミニウム合金 |
耐風圧性能 | 設計基準風速38m/s以下 |
耐積雪性能 | 最大積雪150cm以下 |
特徴 |
|
保証期間 | 出力保証:25年 システム機器保証:10年保証 カーポート:2年 |
参考 | パワービクトリー・ジャパン:GET SupremeⅡ |
日本エネルギーホールディングス株式会社|ECO得ポート
日本エネルギーホールディングスの「ECO得ポート」は、その耐久性と発電効率の高さが特徴です。
カーポートは全て国内の工場で製造されているので、国内産の高い品質にこだわりたい方にもオススメ。
メーカー | 日本エネルギーホールディングス株式会社 |
材料 | アルミニウム合金 |
耐風圧性能 | 設計基準風速38m/s以下 |
耐積雪性能 | 最大積雪40cm以下あるいは最大積雪90cm以下 |
特徴 |
|
保証期間 | 出力保証:25年 システム機器保証:15年 |
ソーラーカーポートに関するよくある質問
ここでは、ソーラーカーポートに関する、下記の質問に回答します。
- Q1.「後悔した」という声があるのはなんで?
- Q2.建築基準法に該当するってホント?
- Q3.PPAって何?
- Q4.1台・2台・3台と台数によって価格相場は違う?
- Q5.蓄電池も一緒に設置するとお得になるの?
それではみていきましょう。
Q1.「後悔した」という声があるのはなんで?
「ソーラーカーポートを設置して後悔した」という声の理由はいくつかあります。
一つは、発電量がソーラーカーポートの設置場所に大きく影響されることです。
周囲の環境などにより十分な発電量が得られず、費用が回収できない可能性も考えられます。
また、設置に関する手続きやメンテナンスの手間、固定資産税の増加なども後悔の理由となることがあります。
これらの点を事前にしっかりと理解し、設置前にしっかりシミュレーションし検討することが大切です。
お住まいの条件でのシミュレーションについて知りたい方は、無料シミュレーションをご利用ください。
Q2.建築基準法に該当するってホント?
ソーラーカーポートの設置には、建築基準法が適用されます。
そのため、建築基準法や消防法などの関係法規を遵守した上で計画する必要があります。
基本的に、必要な申請手続きなどは、設置業者が代行することが多いですが、書類の準備や手続きには一定の時間と手間がかかります。
Q3.PPAって何?
PPA(Power Purchase Agreement)は、電力購入契約のことを指します。
これは、発電事業者と電力を購入するユーザーとの間で結ばれる契約で、発電事業者が発電設備を設置・運用し、その発電した電力をユーザーが一定期間購入するというものです。
ソーラーカーポートの場合、自宅で発電した電力を自家消費するだけでなく、余剰電力を電力会社に売ることも可能です。
Q4.1台・2台・3台と台数によって価格相場は違う?
ソーラーカーポートの価格は、設置する台数や設置する太陽光パネルの種類、設置場所などにより変動します。
太陽光発電システムや標準的な工事費用を含む、一般的な価格相場はこのようになっています。
1台用ソーラーカーポート | 約150万円~ |
2台用ソーラーカーポート | 約190万円~ |
3台用ソーラーカーポート | 約240万円~ |
4台用ソーラーカーポート | 約320万円~ |
台数が多くなるほど総額は上がりますが、その分一台あたりのコストは下がる傾向にあります。
具体的な価格はメーカーや販売業者、地域、ご自宅の状況により異なるため、複数の業者から見積もりを取ってみましょう。
お住まいの条件での価格や補助金について、詳しく知りたい方は無料相談をご利用ください。
Q5.蓄電池も一緒に設置するとお得になるの?
ソーラーカーポートに蓄電池を一緒に設置することで、発電した電力を効率よく利用できるようになります。
設置によって、発電した電力を夜間や停電時に使えるようになるため、災害時の非常用電源としても活用できます。
ただし、蓄電池の設置には追加のコストが発生しますので、そのコストと利便性を考慮して判断することが重要です。
蓄電池も含めた価格やシミュレーションについて詳しく知りたい方は、無料相談よりお気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、ソーラーカーポートの特徴から設置するメリット・デメリット、向いている人・向いていない人の条件まで、詳しく解説しました。
ソーラーカーポートは、車を保護しながらも太陽光発電を実現できる画期的なシステムであり、電気代の節約や停電時の安心感、さらには環境への配慮といったメリットを得られます。
お住まいの地域や住宅でのソーラーカーポート設置について、詳しく知りたい方は無料相談をご利用ください。