「シャープの蓄電池はいくら?」
「導入するメリットを知りたい」
シャープは、エアコンやテレビなどの家電製品で有名なメーカーですが、蓄電池メーカーとしても注目されています。
会社の知名度から、高い信頼を持てますが、自分に合った蓄電池を選ぶには、実際のメリット・デメリットを把握しなければなりません。
そこでこの記事では、シャープの蓄電池のメリット・デメリットやおすすめの人、実際の利用者の声について、詳しく解説します。
ぜひ参考にしてください。
蓄電池選びに困っている方は、以下の記事も参考にしてください。
シャープとは?
シャープは、1912年に創業された電気通信機器・電気機器のメーカーです。
シャープといえば、家電メーカーとして有名ですが、太陽光・蓄電池などエネルギー事業も展開しています。
創業から100年以上が経過した現在でも、さらなる発展に向け、国内のみならず海外事業にも注力しています。
設立年 | 1912年 |
ビジョン | 誠心と創意で商品を作り、世界に貢献し続ける |
特徴 | 幅広い事業領域で、独自の技術開発 |
事業内容 |
|
本社 | 大阪府 |
海外拠点 | アメリカ・アジア・ヨーロッパ |
ホームページ | シャープ株式会社 |
この記事では、そんなシャープが提供する蓄電池について、詳しく解説していきます。
シャープ蓄電池の価格相場は?
まずは、シャープ蓄電池の気になる価格相場について解説します。
カタログに記載されている価格はかなり高額ですが、シャープは国の補助金の助成対象になっています。
また、実際の販売店の価格はさらに割安です。下記から無料お見積もりを依頼してみてください。
希望小売価格 | 国の補助金適用後 | 実際の販売価格 | |
クラウド蓄電システム 6.5kWh |
3,347,850円 | 3,204,750円 | さらに割安 →無料お見積りへ |
クラウド蓄電システム 9.5kWh |
4,407,150円 | 4,188,450円 |
シャープ蓄電池がおすすめの人
結論からいうと、シャープの蓄電池は以下の人におすすめです。
- 小・中容量が欲しい人
- EVの利用予定がある人
では、具体的にどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。以下で詳しく解説していきます。
シャープの蓄電池のメリット2つ
まず、シャープの蓄電池を導入するメリットは以下の2点です。
- AI搭載で電気を有効活用できる
- EVに連携できる
AI搭載で電気を有効活用できる
シャープのAI搭載クラウドサービス「COCORO ENERGY」により、電気を賢くコントロールし、電気の有効活用を促進します。
このサービスを使うには、別途HEMS機器の購入と、シャープの会員サイトへの登録が必要です。
- 家中の発電状況や消費電力量をスマホでチェック
- 天候から、翌日の余剰電力量を予測し、深夜の蓄電池への充電をコントロール
- 雷注意報が発令されているあいだ、停電時に必要な電力量を判断し、自動で充電
EVに連携できる
シャープの蓄電池にはEVを連携することができます。太陽光・蓄電池・EVの3つを1台で制御するため、とても効率的です。
また、EV充電用のコンセントで、太陽光の電気をEVに充電でき、電気代の削減につながります。
連携には、EV用コンバータの設置が必要です。
シャープの蓄電池のデメリット2つ
このようなメリットを持つシャープの蓄電池ですが、以下2点のデメリットがあります。
- 大容量を使うには2台必要
- 太陽光のメーカーとの相性に注意
大容量を使うには2台必要
シャープでは、最大で13.0kWhの大容量蓄電池が用意されていますが、これには蓄電ユニットが2台必要になります。
そのため、13kWhの容量が欲しい方は十分な設置スペースを確保しなければなりません。
自宅の設置スペースが蓄電池のサイズに合っているか、しっかりと確認しておきましょう。
太陽光パネルとの相性に注意
太陽光とシャープの蓄電池を併用する場合、太陽光パネルとの相性があわないと接続できないことがあります。
シャープの蓄電池のパワコンには、4回路、3回路、2回路のものがあります。
写真のように、太陽光パネルが4回路である場合、3回路のパワコンでは、発電量が4分の3に減り、電気を最大限に活用できなくなります。
購入する際は、家庭にあった回路数のパワコンを選ぶようにしましょう。
こんな人におすすめ
このようなメリット・デメリットを持つシャープの蓄電池は以下の人におすすめです。
- 小・中容量が欲しい人
- EVの利用予定がある人
以下で詳しく解説していきます。
小・中容量が欲しい人
4.2kWh〜9.5kWhの蓄電ユニットが充実しているシャープは、小・中容量の蓄電池を求めている方におすすめです。
以下で、世帯人数ごとにおすすめの、シャープの蓄電容量を示しています。生活スタイルにもよりますが、おおよその容量を確認してみてください。
世帯人数 | シャープの蓄電容量 |
2人暮らし | 4.2/6.5kWh |
3・4人暮らし | 8.4/9.5kWh |
EVの利用予定がある人
EVにも連携できるシャープ蓄電池は、将来的にEVの利用予定がある人におすすめです。
将来、EVを導入した際に、EV用コンバータを後付けすることで、V2Hシステムに対応します。
EVから家庭への給電を可能にし、さらなる電気代の削減を期待できます。
おすすめできない人
- 設置スペースに余裕がない人
繰り返しになりますが、シャープの大容量が欲しい場合は、蓄電ユニットを2台設置する必要があり、場所をとります。
十分な設置スペースがない方にはおすすめできません。
利用者の口コミ
ここまで、シャープの蓄電池について、詳しく解説してきました。この章では、実際にシャープの蓄電池を利用している人の声を紹介します。
口コミ①
自宅のソーラーパネル3kwから6kwに増設🔋蓄電池6.5kwh ✖︎ 2も設置👍
自宅内の電気はほぼソーラーと蓄電池で賄えるようになりました。
パワコン変えたので無線受信は快適😁#シャープ#蓄電池 pic.twitter.com/O9DmzR6JFW— 🏔️ 赤城南麓ライブカメラ🔧 (@nanroku7388) November 2, 2023
この方は、太陽光と併用して、6.5 kWhのシャープ蓄電池を2台設置しています。
設置スペースがあれば、増設できる
デメリットとして、大容量には2台増設が必要になるという点を挙げましたが、増設をおすすめしないというわけではありません。
この方のように、設置スペースがあれば、6.5kWhの機種を増設し、13kWhもの大容量を確保できます。
口コミ②
我が家はシャープさんの蓄電システムを使ってます。
太陽光発電して、余剰を蓄電し、更に余ったら売電。発電終了から早朝にかけて蓄電したのを使って過ごしてますよ。— 🍊七転び九起きの🍅 天 野 邪 空🐾 (@amano_jakku) June 5, 2023
この方は、「太陽光の余剰電力を充電→さらに余ったら売電→発電しない時間は蓄電した電気使用」し、蓄電池を最大限に活用しています。
生活サイクルに合わせて、各運転モードを活用
シャープの蓄電池では、自家消費を優先する「クリーンモード」、売電を優先する「経済性モード」が備えられています。
蓄電池を最大限に利用し、無駄な電気代を削減しましょう。
シャープ蓄電池の機種紹介
最後にシャープ蓄電池の機種を紹介します。シャープでは、以下の4機種が販売されています。
それぞれの基本情報や特徴を簡単にまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
EV連携可能なクラウド蓄電システム
容量 | 6.5kWh | 9.5kWh |
電池 | リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
定格出力 | 2.0kW | 3.0kW |
自立運転時の出力 | 2.0kVA | 3.0kVA |
寸法 (横×高さ×奥行き) |
560mm×575mm×320mm | 560mm×685mm×470mm |
重さ | 74kg | 120kg |
特徴 |
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保証 | 10年間無償(15年間有償) |
停電時に備えるクラウド蓄電システム
容量 | 4.2kWh | 8.4kWh |
電池 | リン酸鉄リチウムイオン | |
定格出力 | 2.0kW | 4.0kW |
自立運転時の出力 | 2.0kVA | 4.0kVA |
寸法 (横×高さ×奥行き) |
500mm×605mm×360mm | 700mm×605mm×360mm |
重さ | 77kg | 135kg |
特徴 |
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保証 | 10年間無償(15年間有償) |
寒冷地・塩害地は屋内に設置
シャープには、寒冷地・塩害地域に対応した屋外用のものはありません。
そのため、該当地域にお住まいの方は屋内に設置する必要があるため、慎重に検討しましょう。稼働音がより大きく聞こえる可能性があります。
記事のまとめ
この記事では、シャープの蓄電池のメリット・デメリットから実際の利用者の声まで詳しく解説してきました。
シャープ独自のAI搭載システムにより、どんな時でも電気を有効に活用できるだけでなく、EVに連携すれば、V2Hシステムとしても活躍します。
ぜひ、ご家庭の蓄電池選びの参考にしてください。購入を検討される方は、まずは無料の見積もりをお申し込みください。