ファーウェイの蓄電池は安いの?導入費用やメリット・デメリットについて解説

「ファーウェイの蓄電池はいくら?」
「海外メーカーだけど大丈夫?」

ファーウェイは、低価格なスマートフォンでおなじみのブランドですが、近年は蓄電池のメーカーとしても注目されています

蓄電池の導入を検討している方であれば、高性能でお手頃な蓄電池として一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

しかし、名前を聞いたことがあっても、実際にどんな点で高性能なのか、どんなデメリットがあるのか、わからない方も多いと思います。

そこでこの記事では、ファーウェイの蓄電池を実際いくらで導入できるのか、メリット・デメリットについて、詳しく解説します。

ぜひ参考にしてください。

目次

ファーウェイとは?

引用:ファーウェイ

ファーウェイは中国の深セン市に本社を置く通信機器メーカーです。スマートフォンなどのモバイルデバイスで有名ですが、それだけではありません。

太陽光発電の分野にも進出しており、強みである情報通信技術を活かして、製品の開発に取り組んでいます。

会社名 HUAWEI
設立年 1987年
事業内容
  • スマートフォン・タブレット・パソコン・ワイヤレスイヤホン
  • 携帯電話基地局などの通信インフラ設備
  • パワーコンディショナー
  • 蓄電池
本社 中国広東省深セン市
海外拠点 アジア・ヨーロッパ・北アメリカ・アフリカ・中東・オセアニア
ホームページ ファーウェイ

ファーウェイの蓄電池はいくらで設置できる?

引用:HUAWEI

ファーウェイの蓄電池「LUNA2000」は5kWh容量、185万円から設置することができます。

ファーウェイの蓄電池は他のメーカーと比べて安いと言えますが、大容量だとよりお得になります。

容量 設置価格
ファーウェイ 15kWh 261万円~
長州産業 14.8kWh 275万円~
ニチコン 12.9kWh 271万円~

ファーウェイの蓄電池は、ハイブリッド型なので、本記事の設置価格はパワコン・蓄電池の本体価格と工事費の合計になります。

このうちの工事費用は、各ご家庭の設置環境によって変動します。

当社では、家庭の希望に沿った無料お見積もりを受け付けていますので、ぜひお気軽にお申し込みください。

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ハイブリッド蓄電池とは?

そもそも「ハイブリッド型」とは何か、蓄電池の機能についてご紹介します。

蓄電池は太陽光発電との連携の仕方によって、以下の2種類に分類されます。

  • 単機能:太陽光パネルと蓄電池のそれぞれでパワコンが必要
  • ハイブリッド:太陽光パネルと蓄電池で必要なパワコンを一体化

太陽光パネルと蓄電池をこれから設置する人にはハイブリッド型がおすすめです。

ハイブリッド型のメリット ハイブリッド型のデメリット
  • 設置場所が小さく済む
  • より効率良く作った電気を使える
  • 既設のパワコンを交換する必要がある

補助金は受け取れるの?

ファーウェイの蓄電池は、国からの補助金の対象となっており、設備の導入にかかった費用の3分の1最大60万円を受け取ることができます。

この補助金に加えて、お住まいの自治体が提供している補助金を利用することができるため、実際の負担額はさらに小さくなります。

当社では、それぞれのご家庭で受け取ることができる補助金の案内を含めた無料お見積もを受け付けています。ぜひお気軽にご相談ください。

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ファーウェイの蓄電池のメリット3つ

ここでは、ファーウェイの蓄電池の3つのメリットをご紹介します。

  • 段階的な増設で初期費用を抑えられる
  • 日本の基準を満たした高い安全性
  • 寒冷地・重塩害地域に対応、屋内設置も可能

メリット1.段階的な増設で初期費用を抑えられる

引用:XSOL

ファーウェイの蓄電池は段階的な増設にピッタリなので、初めは費用を抑えて設置し、必要に応じて容量を増やしていくことができます。

段階的な増設に適しているポイントとして、増設しても性能が落ちにくいという特徴があります。

増設しても性能が落ちにくい

ファーウェイ_蓄電池の独立制御

引用:HUAWEI

ファーウェイの蓄電池はそれぞれの蓄電池が独立して機能します。そのため、古い蓄電池と併用しても新しい蓄電池が性能を発揮できます。

これによりいつ増設しても最大限の容量を使用できます。

メリット2.日本の基準を満たした高い安全性

ファーウェイの蓄電池は高い安全性を確保しています。そのポイントは3つあります。

  • 日本の安全基準に準拠
  • 発熱しにくいバッテリーを採用
  • 火災のリスクを下げる安全設計

ポイント1.日本の安全基準に準拠

ファーウェイの蓄電池は、JETの認証を受けており、日本の安全基準に準拠していることが認められています。

JET認証は、電化製品の安全性を担保するために、日本工業規格(JIS)への適合性に加えてさらなる評価を行っている認証です。

ポイント2.発熱しにくいバッテリーを採用

リン酸鉄リチウムバッテリーには、発火や発熱のリスクが低いという特徴があります。

ほかにも以下のような特徴があり、安全性と耐寒性に長けています。

  • 発火や発熱のリスクが低い
  • 蓄電池の寿命が長い
  • 寒冷な環境に強い

ポイント3.火災のリスクを下げる安全設計

ファーウェイのパワコンにはアーク放電を検知する機能があります。

アーク(火花)放電とは、電気が空気などを通じて放電する現象で、火災や機器の故障につながります。

この放電を検知して自動で運転を停止することでシステムの故障や火災のリスクを抑えています。

メリット3.寒冷地・重塩害地域に対応、屋内設置も可能

ファーウェイの蓄電システムは幅広い環境に設置できます。

パワコン 蓄電池
屋内設置
屋外設置(重塩害地域) ×
屋外設置(塩害地域)
寒冷地 マイナス25度~ マイナス20度~

海水や潮風の影響を受ける塩害地域では、機器が故障しやすくなるため、従来、蓄電池の設置は推奨されていませんでした。

蓄電池は重塩害地域対応でない点に注意が必要ですが、屋内設置が可能なため、幅広い設置方法が検討できます。

ファーウェイの蓄電池のデメリット2つ

ここでは、ファーウェイの蓄電池「LUNA2000」のデメリットをご紹介します。

  • 修理対応に時間がかかることがある
  • 専用モニターがない

デメリット1.修理対応に時間がかかることがある

ファーウェイと販売店の間には卸売業者が存在するので、販売店がファーウェイと直接連絡を取ることができません。

蓄電池の故障などに販売店が対応をする際、卸売業者を介して連絡することで時間がかかってしまう場合があります。

とはいえ、修理対応の流れは他のメーカーと変わりません。誠実な対応をしてくれる業者を選べば問題ないので、実績のある販売店を選びましょう

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デメリット2.専用モニターがない

ファーウェイの蓄電システムでは、専用モニターが提供されておらず、運転状況は、アプリやWebサイトから確認します。

モニター設置の手間がないので、スマホやパソコンを使い慣れている人にとってはメリットかもしれません。

ファーウェイの蓄電池をオススメできる人・できない人

ここまででご紹介したメリット・デメリットを踏まえて、ファーウェイの蓄電池をおすすめできる人、できない人を紹介します。

おすすめできる人 おすすめできない人
  • 価格重視の人
  • 安全性を重視する人
  • 段階的に増設したい人
  • 大容量の蓄電池が欲しい人
  • 専用のモニターが欲しい人
  • 国内メーカーの製品が欲しい人

LUNA2000シリーズの製品仕様

最後にファーウェイ蓄電池の製品仕様をご紹介します。

比較的コンパクトな蓄電池となっていますが、ご自宅への設置が可能かご確認ください。容量によって変わるのは高さだけです。

引用:XSOL

LUNA2000-5-NHS0 LUNA2000-10-NHS0 LUNA2000-15-NHS0
容量 5kWh 10kWh 15kWh
寸法
(幅×高さ×奥行)
670×150×600 670×150×960 670×150×1320
重さ
(地面設置ベース込)
63.8kg 113.8kg 163.8kg
使用環境温度 -20℃~+55℃
設置標高(海抜) 4000m以下
設置場所 屋内、屋外
騒音レベル 29dB未満
品質保証 基本保証10年、延長保証最長15年(有償)

容量の選択肢

ファーウェイの蓄電池には、5kWh・10kWh・15kWh・20kWh・25kWh・30kWhの選択肢があり、それぞれの容量の配置は上の図のようになります。

まとめ

ここまで、ファーウェイの蓄電池メリット・デメリットおすすめの人を解説してきました。

いくつかのデメリットもあるファーウェイの蓄電池ですが、機能性や安全性に優れている蓄電池と言えます。

ここで紹介した情報を参考に、ご家庭にあった蓄電池であるか慎重に検討して、メーカー選びに役立ててください

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