騙されるな!エコキュートの絶対知るべきデメリットとおすすめメーカー3選

エコキュート

「エコキュートのおすすめのメーカーは?」
「初期費用が高いから回収できるか心配…」

エコキュートはガス給湯器よりもランニングコストが安く、日々の光熱費の削減を目的に導入されている方も増えています。

しかし、エコキュートはすべての人におすすめできるわけではありません。実は、設置する前に知らないと後悔するデメリットがいくつもあるのです。

そこでこの記事では、メリット・デメリットからどんな人におすすめなのかを解説。さらに、後悔しないおすすめのメーカーを3つに厳選して紹介します。

ご家庭に合ったエコキュートを見つけ、納得して購入できるようぜひ最後まで読んでみてください。

目次

エコキュートとは?

エコキュート

そもそもエコキュートとは、ヒートポンプ技術という空気の熱を利用して、お湯を沸かす家庭用給湯システムのことです。ガス給湯器よりもランニングコストが安く、省エネになるというメリットがあります。

まずは、エコキューとの仕組みについて簡単に解説します。

エコキュートの仕組み

エコキュートは、空気中の熱を汲みあげて圧縮し、それを高温にしてお湯を沸かすという技術を使っています。

エコキュート仕組み
引用:三菱電機

エコキュートはこのような仕組みで電気を活用しながら、ガス給湯器のようにお湯を沸かす仕組みを持っています。

エコキュートの寿命

一般的に、エコキュートの寿命は『約10年』とされていますが、実際には設置環境や使用頻度によって異なります。

たとえば、海岸近くや塩害の影響を受けやすい場所では、ヒートポンプユニットの劣化が早まる可能性があり、寿命が短くなる傾向があります

エコキュートの寿命が近づくと、以下のような症状が出ることがあります。

  • エラーが頻繁に出るようになった
  • お湯になるまでに時間がかかるようになった
  • 異音がする
  • お湯の温度が設定した温度に届かないことが多い

これらの症状が出たら、エコキュートの寿命が近くなったと言えるでしょう。

エコキュートはこのような人におすすめ

エコキュートがおすすめな人

エコキュートはガス給湯器よりもランニングコストが安く、少ないエネルギーでお湯を沸かして溜めておくことができる給湯器です。

非常に利点が多く、光熱費を削減したい方や、災害時にお湯を確保したい方にとてもおすすめです。

一方で、初期投資が高く、お住まいの地域や家庭状況によっては費用対効果が得られない方もいます。

ここからは、エコキュートを設置するメリットとデメリットを詳しく解説していきます。

エコキュートのメリット4つ

エコキュート メリット

エコキュートを利用すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。まずはメリットを4つ紹介します。

メリット1.給湯の費用がお得!光熱費が安くなる

エコキュートへの買い替えや導入の最大のメリットは、従来のガス給湯器と比べると光熱費が安くなることです。

エコキュート シミュレーション

(引用:三菱電機

例えば、4人暮らしで東京電力のスマートライフプランを契約し、従来型ガス給湯器を使っている家庭がエコキュートに変えることで、年間約12万円の削減が可能になります。

削減前の年間給湯費 162,000円
削減後の年間給湯費 41,800円
年間の削減額 120,200円

導入するエコキュートによって異なるものの、大気熱を利用するため、お湯を沸かす効率は電気エネルギーのみの場合に比べて電力消費量は約1/3です。

また、日中に発電した電気で電気代を減らせる太陽光発電と組み合わせると、エコキュートにかかる電気代まで抑えられてさらにお得です。

夜間電力でさらにお得に

さらに、東京はスマートライフプランという夜間電力が割安なプランがあり、昼間の電気使用量を抑えることで、1ヶ月あたりの給湯コストを1,896円ほど削減できます。

1日分の電気代 30日分の電気代
昼間の給湯 287.7円 8630.4円
夜間の給湯 224.5円 6734.4円
削減効果 63.2円 1896.0円

もちろん、他の電力会社でも同様の夜間電力が抑えられるプランはあるため、同程度の効果を得られます。

このように、割安な夜間電力と省電力によって、ガス代よりもお得になる家庭が多いと言えます。

メリット2.災害時に断水・停電が起きてもお湯が使える

エコキュートは、400Lものお湯を貯められるため、電気や水道が止まってしまったとしても、貯湯タンク内に水やお湯が残っていればそのまま利用できます。

もし、シャワーや蛇口からお湯が出なくなったとしても、非常用取水栓から取り出して生活用水として使用できるので災害時でも安心です。※飲用不可

メリット3.火災のリスクが低い

電気を使用するエコキュートでは、火災のリスクが格段に低くなります。

ガス給湯器の最も大きな欠点は、ガス漏れの危険性があることです。場合によっては火災や爆発の原因になります。

ガス漏れの危険性がないエコキュートは安全面においてもおすすめです。

メリット4.環境に配慮されている

エコキュートは、「空気の熱」とごくわずかな電力を利用してお湯を温めます。

つまり、再生可能エネルギーを活用するため、二酸化炭素の排出量を減らし、環境に配慮しているのです。

また、エコキュートは電力のピークシフトにも貢献しており、夜間にお湯を沸かすことで昼間のピーク時の電力消費を節約できます

このため、エネルギーの使用量や二酸化炭素の排出量が削減されることから、環境に配慮した設備として高く評価されています。

エコキュートのデメリット5つ

エコキュート デメリット

メリットが豊富なエコキュートですが、一方でデメリットもあります。

いずれも使い方や導入費用を抑える工夫だけで解消できるので、確認しておきましょう。

デメリット1.初期費用が高い

エコキュートの初期費用は、ガス給湯器と比べると高い点がデメリットと言えるでしょう。

エコキュート 424,525円
ガス給湯器 179,307円
差額 245,218円

また、エコキュートは電気を使用するため、電気工事やブレーカーの増設などの費用も別途かかります。

この初期投資を寿命の約10年までの間に回収するためには、光熱費の削減効果がある程度必要となり、費用対効果が重要なポイントとなります

たとえば、東京で4人暮らしのご家庭がガス給湯器からエコキュートに交換すると、年間で12万円ほど光熱費を削減できます。

そのため、エコキュートが仮に50万円であれば、約4.1年で回収できるでしょう

世帯人数 2人暮らし 3人暮らし 4人暮らし
ガス給湯器給湯費 120,200円 141,200円 162,000円
エコキュート給湯費 30,500円 36,200円 41,800円
年間の削減額 89,700円 105,000円 120,200円
回収期間(エコキュート) 約5.5年 約4.7年 約4.1年

デメリット2.冬は光熱費が上がりやすい

エコキュートは冬場になると効率が低下し、光熱費が上昇します。

外気温が低く、熱を作るのにより多くの電力を必要とする上に、お湯を使う回数が増えるためです。

冬場でも電気代を抑え、かつ快適に過ごすために、無駄遣いを避け効率よくお湯や暖房器具を使うことを心がけましょう。

デメリット3.運転音が出る

エコキュートは、運転中に低周波騒音を発生させることがあります。この音は、外気からの熱を取り込む過程で発生します。

エアコンの動作音より小さいか同程度の音ですが、音に敏感な人は体に伝わって不快感を覚えることがあります。

気になる方は設置する位置を工夫したり、防音材を使用したりして、事前に対策しておきましょう。

「ゴーッ」などのうなるような異音が出る場合は、不具合が生じている可能性があるため、早めの修理が必要になります。

参考

デメリット4.水圧が低くなる可能性がある

シャワーヘッド

一部のエコキュートでは、貯湯タンクを保護するために、シャワーの水圧がやや弱めに設定されていることがあります。

しかし、高圧力型のものや、低水圧向けに設計されたシャワーヘッドなどで解消する方法もあるため、購入を検討されている方は各メーカーの水圧も選ぶ基準として参考にしましょう。

デメリット5.設置スペースが必要

(引用:パナソニック)

エコキュートの設置には、ガス給湯器よりも広いスペースが必要です。

選択するモデルにもよりますが、一般的には、エコキュート本体を設置するためのスペースと、メンテナンスや修理のための作業スペースが必要です。詳細については製品の仕様書や販売店に確認してください。

エコキュートを設置する際には、本体のサイズにあう十分な設置スペースが確保されているか、事前に確認しておきましょう。

エコキュートの価格相場は?結局いくらかかるの?

エコキュートを検討するときに一番気になるのが初期費用ですよね。初期費用は、「システムの本体価格」と「工事費用」がかかります。

エコキュートの本体価格は20〜35万円が相場

エコキュートの本体価格は、メーカーやタンク容量、機能などによって異なりますが、相場としては20〜35万円程度です。

容量 下限額(円) 上限額(円) 平均額(円)
370L 180,699 511,739 281,880
460L 206,999 800,000 319,381

以下に、価格.comの売り上げ上位機種151台の価格を分布図にまとめました。

これによると、370Lは20〜25万円台が、460Lは30〜35万円台がボリュームゾーンであることがわかります。

ただし、この相場はあくまで参考価格であり、さらに高機能タイプのものだと40〜70万円、大家族向けの大容量サイズだと50〜100万円など、メーカーや機能によっては、さらに高額な可能性があるでしょう。

エコキュート 価格分布

エコキュートの初期費用は40〜60万円が相場

エコキュートの初期費用にかかる価格は、本体と工事費用を合わせると40〜60万円が相場です。

工事費用は、設置場所や配管工事の難易度などによって変わりますが、一般的には15万円から25万円ほどかかります。

エコキュートの価格は高いと感じるかもしれませんが、その分、電気代やガス代などのランニングコストが安くなります。

消費電力は少なくて済みますし、太陽光発電と組み合わせることで、さらに電気代を節約でき、長期的に見ると、経済的で環境にも優しい給湯器です。

導入を検討されている方はまずは一度ご相談ください。

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エコキュートのおすすめメーカー3選

それでは、エコキュートがおすすめのメーカーを、メリット・デメリットとどんな人がおすすめなのかに分けて詳しく解説します。

エコキュートがおすすめのメーカーは、以下の3つです。

  • パナソニック
  • ダイキン
  • 三菱電機

いずれのメーカーも共通して、湯張りがスピーディー・シャワーが高圧・スマホで遠隔操作が可能という特徴を持っています。その上で、各メーカーの代表的な特徴をまとめました。

ひとつずつ詳しく解説していきます。

エコキュートのおすすめメーカー(1)パナソニック

パナソニックのエコキュートは、自然冷媒(CO2)ヒートポンプ給湯器の一種で、エネルギーの自給自足を目指す新しい生活スタイルを支える製品です。

特徴

  • AIエコナビで最大約35%省エネ
  • ソーラーチャージで太陽光の余剰電力を有効活用できる
  • 多様な電気料金プランに対応する3つの設定機能
  • シャワーの流量・温度を一定のリズムで変動させることで節水&省エネ
  • 専用アプリで外出先からもお湯はりができる

パナソニックの「おひさまエコキュート」は太陽光発電で生成したエネルギーを有効活用し、環境に配慮したお湯作りを可能にします。

また、パナソニックのエコキュートは、太陽光発電の余剰電力を有効活用するソーラーチャージ機能や、人の出入りに応じて最適なエコを考えるAIエコナビなど、先進的な機能を搭載しています。

概要一覧

仕様
  • フルオート/セミオート/手動に対応
  • 3階への浴室設置が可能
  • 入浴剤の使用が可能
容量
  • 2〜4人:195L/300L
  • 3〜5人:370L
  • 4〜7人:460L
  • 5〜8人:560L
対応環境
  • 一般地向け(最低気温:−10度まで)
  • 寒冷地向け(最低気温:−25度まで)
  • 塩害地域向け(海からの距離が300m以上1km以内)

パナソニックのエコキュートは、高性能で便利な一方で価格帯がやや高く、初期投資が必要です。しかし、長期的に見れば、電気料金の節約によりそのコストは回収できます。

また、「おひさまエコキュート」は、太陽光パネルを設置するためのスペースが必要で、日照条件によっては効率が下がる可能性もあります。

こんな人におすすめ

  • 中長期的に初期費用を回収できる人
  • 光熱費の節約を考えている人
  • 非常の備えを重視する人
  • 太陽光発電を設置している人

長期的に見て電気料金を削減したいと考えている人には、高効率なパナソニックのエコキュートは大きなメリットとなります。

初期費用が必要ではあるものの、十分に回収できるレベルであり、停電や断水時でも生活に必要なお湯を確保できること、非常時の備えを重視する人にとって安心感があるでしょう。

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エコキュートのおすすめメーカー(2)ダイキン

ダイキンのエコキュートは、太陽光発電と給湯器を一体化したエコロジーなシステム(おひさまエコキュート)や、高圧給湯による効率の高さが特徴的です。

特徴

  • 紫外線でお湯を除菌する「おゆぴかUV」機能
  • 330kPaのパワフル高圧給湯
  • 家族の好みに合わせて湯温設定が可能
  • 専用アプリでお湯の使用量を管理できる
  • 天気予報と連動して沸き上げのタイミングをコントロール

太陽光発電で得た電力をエコキュートでお湯を沸かしたり、独自の高圧給湯を活用したりするため、エネルギーの無駄が少ないのが特徴です。

また、「おゆぴかUV」機能や「無線LAN対応リモコン」により、衛生面と普段使いの利便性を兼ね備えているのも大きな魅力です。

概要一覧

仕様
  • フルオート/オート/手動に対応
  • 入浴剤の使用が可能
容量
  • 3〜5人:370L
  • 4〜7人:460L
対応環境
  • 一般地向け
  • 寒冷地向け(最低気温:−25度まで)
  • 塩害・重塩害地域向け
  • 地下水・井戸水対応

ダイキンのエコキュートは高機能で、快適性と衛生面にも優れていることから、エコキュート本体の価格がやや高くなる見込みです。

そのため、長期的な視点でみると回収は十分に可能ですが、初期費用がかかることはデメリットになるでしょう。

また、場合によっては機能が豊富すぎることにより、シンプルに使いたい人にとっては向かないと言えます。

こんな人におすすめ

  • 高圧力で快適なお風呂を楽しみたい人
  • スマホでお風呂の操作を行いたい人
  • 井戸水・地下水を活用したい人

ダイキンのエコキュートは初期投資が高いため、長期的にその家に住む予定のある人におすすめです。時間が経つにつれて電気代の節約が実感でき、投資回収も見込めます。

また、高圧力でお湯が沸くスピードがはやく、便利機能を活用してスマホから素早くアクセスできるため、利便性を求める人におすすめできるでしょう。

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エコキュートのおすすめメーカー(3)三菱電機

三菱電機のエコキュートは、自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯器の一つで、エネルギー効率の高さと先進的な機能が特徴です。

特徴

  • うるおいか続くマイクロバブル
  • 深紫外線でお湯を除菌する「キラリユキープPLUS」機能
  • 電力会社を登録して運転モードを最適化
  • スマートリモコンで操作が簡単
  • 天気予報と連動して太陽光の余剰電力を活用

三菱電機のエコキュートは、高効率のヒートポンプ技術を採用しているため、エネルギー消費を抑えられ、エネルギー効率を重視する人には最適な選択となります。

また、ユーザーの生活を快適にするための多数の先進的な機能を備えており、中でも多彩な機能を一目で確認できるスマートリモコンは感覚的に操作できるため、複雑な操作が苦手な人におすすめです。

概要一覧

仕様
  • フルオートダブル/フルオート/エコオート/手動に対応
  • 入浴剤の使用が可能
容量
  • 1〜2人:180L
  • 2〜4人:300L
  • 3〜4人:370L
  • 4〜5人:430L
  • 4〜5人:460L
  • 5〜7人:550L
対応環境
  • 一般地向け
  • 寒冷地向け
  • 省スペース向け

三菱電機のエコキュートは、その高効率と環境性能を実現するために便利な機能を多数採用し、初期投資が一般的な給湯器に比べて高くなる傾向があります。

こんな人におすすめ

  • エネルギー効率を重視する人
  • 集合住宅など、省スペースに設置したい人
  • スマートホームを構築したい人

また、「ホットあわー」や「キラリユキープPLUS」などの機能を備えており、バスタイムを重視する人には特におすすめです。

スマートリモコンやスマホアプリを通じた遠隔操作・設定が可能であり、スマートホームの一部として活用したい場合にも選択肢として入るでしょう。

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エコキュートを契約する前に注意すべき3つのポイント

ここからは、エコキュートを契約する前に知っておきたい下記の3つの注意すべきポイントを紹介します。

  1. 有償延長保証には加入したほうがいい
  2. 入浴剤が禁止のタイプもある
  3. 塩害地域・寒冷地の方は専用のエコキュートを選ぼう

1.有償延長保証には加入したほうがいい

エコキュートを契約する際には、有償延長保証に加入することをおすすめします。

有償延長保証とは、メーカー保証期間が終了した後も、一定の費用を支払って加入することで一定期間の修理費用を無償にする保証のことです。

メリット デメリット
修理費用の節約 有償延長保証料が必要
代替品の提供や設置工事費の無料提供 一部の故障や損傷は保証対象外となる
定期点検や清掃サービスが受けられる場合がある 本体以外の付属品や周辺機器は保証対象外となる

エコキュートの寿命は、一般的に10~15年程度と言われていますが、設置環境や使用頻度によっては寿命が短くなります。

有償延長保証に加入するかどうかは個人の判断ですが、エコキュートの故障は高額になりやすいことを考えると、加入することを推奨します。

2.入浴剤が禁止のタイプもある

エコキュートには、入浴剤の使用に制限があることもデメリットのひとつです。

入浴剤の成分によっては、使われている部品の一部に腐食や劣化を引き起こしてしまい、故障の原因となることがあるからです。

ただし、メーカーによっては推奨する入浴剤や安心して使える入浴剤を紹介している場合もあるため、入浴剤をよく使う人は事前に公式サイトや取扱説明書を確認しておきましょう。

3.塩害地域・寒冷地の方は専用のエコキュートを選ぼう

寒冷地 エコキュート

塩害地域や寒冷地では、通常のエコキュートではなく耐塩害・耐凍結仕様のエコキュートを選ぶ必要があります。

塩害地域では、海水が飛沫となって空気中に広がり、エコキュートの外部ユニットに付着します。これにより、金属部分が錆びたり、基盤がショートしたりすることで故障の可能性が高くなります。

また、寒冷地では気温が氷点下になるとエコキュートの内部にある水が凍ってしまい、配管やヒートポンプが破損する恐れもあります。

高額な修理費用を払わなくてもいいように、塩害地域・寒冷地の方は「耐塩害仕様」「寒冷地仕様」と書かれたエコキュートを選んで、故障や性能低下を抑えられる製品を選びましょう。

エコキュートに関するよくある質問

エコキュートに関するよくある質問をまとめました。

  1. エコキュートが「おすすめしない」と言われるのはどうして?
  2. 夜間の運転音ってどれくらい出るの?
  3. メンテナンス方法は?お金はかかる?
  4. お湯切れするって本当?原因は?

1.エコキュートが「おすすめしない」と言われるのはどうして?

エコキュートが「おすすめしない」と言われる主な理由は、初期費用の高さです。エコキュートは、その高効率と先進的な機能のため、初期投資が高くなる傾向があります。

また、光熱費の削減効果は約1/3となっていますが、すでに安い場合には削減効果が小さくなるため、初期費用の回収までに時間がかかります。

そのため、光熱費がすでに安い場合はエコキュートを導入してもメリットが得られない可能性があります。

2.夜間の運転音ってどれくらい出るの?

エコキュートは、夜間に電力を使用してお湯を沸かすため、ヒートポンプ付近で38〜46dB運転音が出ることがあります。

これは、郊外の深夜や、ささやき声よりも少し大きく、エアコンの動作音より小さいか同程度のレベルです。

具体的な運転音の大きさは、選択するモデルによりますが、一般的には、居住空間に影響を与えるほどの大きな音ではありません。

また、発生の頻度も使い方によって異なるため、気になる場合は動作する時間帯等を設定するとよいでしょう。

3.メンテナンス方法は?お金はかかる?

エコキュートをできるだけ長く使用するには、定期的なメンテナンスを怠らないことが大切です。メンテナンス方法は、定期的な点検と清掃・調整が基本となります。

  • 1週間に1回の簡単な清掃
  • 半年に1度の点検

これらのメンテナンスは、ご自身でできる簡単なメンテナンスです。

また、現在の状態を確認するために業者にメンテナンスを依頼する場合は、費用の目安は1回につき6,000円〜1万5,000円ほどです。

メンテナンスには一定の費用がかかりますが、エコキュートの長期的な性能維持とトラブル防止のための投資と考えましょう。

    4.お湯切れするって本当?原因は?

    エコキュートは貯湯式のため、お湯の使用量には限りがあり、使いすぎるとお湯がなくなってしまうことがあります。

    お湯切れの原因は、主に以下の3つに分けられます。

    1. 溜めているお湯の量が少なすぎる
    2. 使用するお湯の量が多すぎる
    3. 給湯に時間がかかる

    原因①溜めているお湯の量が少なすぎる

    エコキュートは過去のお湯の使用量を学習したり、設定された量を基準にしてお湯を沸かすことができるため、特定の容量まで貯めると止まってしまいます。

    そのため、急な来客や長風呂などでいつもより多くお湯を使う場合は、設定をこまめに変更することでお湯切れを防ぐことができます。

    原因②使用するお湯の量が多すぎる

    たとえば、追い焚きをする場合は湯船にある一部のお湯を排水し、新たに温めたお湯を浴槽に追加するため、タンクのお湯を一度に消費してしまいます。

    このように予想外にお湯を使うと、タンク内のお湯が足りなくなってしまいます。できるだけ追い焚きを使わないようにするなど、一度に大量のお湯を使いすぎないように気をつけましょう。

    原因③給湯に時間がかかる

    エコキュートは空気中の熱を集めて圧縮することでお湯を沸かす仕組みですが、空気中の熱を集める量や圧縮する力には限界があり、ガスや灯油よりも沸かす速度は遅くなります。

    約40~60Lの給湯に1時間ほどがかかるため、一般的な浴槽が160〜200Lで作られていることを考えると、湯船に溜める湯量を沸かすのに4時間ほどかかる計算です。

    また、外気温が低いと空気中の熱も少なくなることから、冬場などはさらに沸かす速度が遅くなるでしょう。

    こうした給湯にかかる時間より、使用量が上回ってしまうことでもお湯切れを起こすので注意してください。

    この記事のまとめ

    この記事では、エコキュートのメリット・デメリットやおすすめメーカーについて紹介しました。

    エコキュートは、ガス給湯器よりも光熱費を抑えられるだけでなく、少ないエネルギーでお湯を沸かして溜めておくことができるので災害対策としても魅力的な給湯器です。

    非常にメリットが大きい反面、初期費用の高さなどのデメリットもあります。

    導入を検討している方は、まずはご家庭の設置環境の場合、どれくらいの削減効果が出るのか、ぜひお気軽にご相談ください。生活スタイルやニーズに合わせて、あなたのご家庭に最適な給湯器をプロが提案いたします。

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